季節を感じる曲げわっぱ

厳しい冬を耐えた秋田杉で曲物をつくれるようになったのは、1300年も前のことだそうです。
樹齢150年から200年の天然秋田杉を用いて作られるのだそうです。それを聞いただけでもわっぱに対する価値の偉大さを感じてしまいます。

間違えやすいのが、曲げわっぱにかんしては継ぎ目を桜の木の皮で縫ってとめている高度な技術が見える部分が前になります。
木の手触肌触りを心地よく感じるのは、日本人が木の箸を🥢使い、木の素材である椀を口にして育っているのも背景にあり感性も育っているのだと聞いた事があります。手触りだけでも木の艶や曲がりのカーブの感覚に癒されます。


今回出会った曲げわっぱには、美しい萩の花の手描き漆絵。この漆絵は、工房はせがわの長谷川俊男さんの作品です。自然の植物を優しく描かれている作品は見ていて豊かな気持ちになります。

日本の技と技のコラボレーションは、自然の恵みを活かし、積み重ね積み重ね修練された上にうまれた逸品…。大切にして使いたいと思います。

 そして、家の近所を歩いて見つけた萩の花。
亡き祖母が萩の葉は引っ張るとVサインになるんだと聞いた会話を思い出してやってみました。
あの時と同じくVサインのように見えた萩の葉でした🌿