森林浴

コロナ禍を機にアウトドアが盛んになっています。先日、森林浴を体感してきました。
マスクを外してのハイキングでは深呼吸が苦手になっているようにも感じてしまいました。
ハイキングコースの途中、横浜市の掲示板(平成7年作成)に興味深い記載がありました。

「森と人間のつながり」
  
・森は古くから人間の生活に密接にかかわってきました。
 薪~「枝を切って又育つのを待って切る」を繰り返す。半永久的なエネルギー資源となります。
 炭~昔は炭焼き小屋がどこにも有りました。炭は最近では水の浄化にも使われています。
 落葉~腐ると自然の良い土になり家畜の糞と合わせて田畑の肥料を作ったりします。

・森林浴してみよう
 スギやヒノキの林を歩くとよい香りがします。これは、「フィトンチッド」とよばれる殺菌効果のある成分のためで体にもよいとされています。思いきり息を吸いこみ森林浴してみましょう。

・森と水と土
 日本の森林面積は約253,000㎢。平均1cmの水がしみこんでいるとしても、約25億トンもの水がその土にたくわえられているのです。

上記が平成7年の横浜市作成の掲示板の文面です。かなり以前の掲示内容ですがコロナ禍を機に、自然の中で過ごす時間が見直されています。自然環境がより密接になり快適性をライフスタイルに組み込む暮らし方が増えています。参考になればと「森と人間のつながり」掲示内容をお伝えしました。
    
「森林浴のれきしについて」の資料では1982年林野庁長官が森林浴を提唱し、森林療法の概念を確立したと記されています。

森林浴は、フィトンチッド効果・リラックス効果・ストレスホルモン減少・交感神経活動の減少・免疫力アップ効果等、現代を生きる私たちに必要な効果があげられています。



しかしながら、森林には思いがけない倒木・落石・細い分かれ道等危険もはらんでいることも意識し持ち物・服装・靴選び等も重要であることを最後に付け加えておきます。